遺品整理士が 終活を考える

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終活とは「自分の人生のわりに向け準備する動」のことで、金銭面、物品面で身辺整理(生前整理)をしたり、遺書を書いたり、自分が入るお墓がなければお墓を用意したりと、自分のため、遺される家族のために行うことを言います。

 

現実的に言い表せば、死後も自分で自分の尊厳を守るため、親族同志が自分のことで揉めないため手を打っておく事とも言えます。

 

当社のお仕事の一つである遺品整理。何らかの諸事情で、遺品整理に来れないご遺族に代わり、お部屋の片付けや、頼まれた貴重品を探し出すのが主な作業内容です。人様のお部屋に入り、大事な遺品に囲まれ・・・本当に何度やっても遺品整理のお仕事は緊張致します。

 

故人様が片付けられなかった生活ゴミまで大切な遺品に思えて、故人様の気配を感じながら「お邪魔てします」と何度も唱えながら作業をしています。そういう思いで作業してますと、ご遺族から依頼された遺品整理のお仕事ではありますが、故人様がやり残した終活を、故人様から直接依頼をされてやっている様な気持ちになってきます。

 

そんな時、本音を言えば、出来ることなら故人様が存命の内に、和やかな雰囲気で、直接ご本人にご要望をお聞きしながら、終活として生前整理のお手伝いをさせて頂きたかったと思ってしまうのであります。

 

遺品整理のお仕事を通して、そんな思いが度重なるうちに、いつからか、終活をしないまま、お亡くなりになる人が多いと感じるようになりました。

 

日頃、使っているパソコンやスマホ。最近では高齢者もSNSを活用され

いることが多く、突然死した場合、何気なくネット上に書き込んだ内

容やパソコン内に残されたデーター(それらをデジタル遺品と呼ぶそう

です)が、残しておけば自身の尊厳を損ねることもあります。

 

ある程度の年齢になったら、自身の身の周りをよく確認して、死後も自分で自分の尊厳を守るため、滞りなく生前整理を済ませておく事が大事だと皆様にお伝えしたいです。それが遺品整理士としての私の感想です。​

 

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また、遺書や墓問題などで残された家族が悩んだり揉めないようにしておく終活も大事です。墓問題こそ遺族のために家族会議を設けて、今後の方向性を決めておく必要があるのではないでしょうか?

お墓の在り方は近年、世間から関心を集めている話題の一つです。少子化、核家族化が進む中、お墓を守ることが危うくなってきていることを世間の人が真剣に考え出した証拠です。

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震災やコロナ過、紛争、様々な問題もそれに発車をかけ、増々「終活」の在り方が変わらざる負えない時代を迎えようとしています。

春の桜と富士山